教師募集 研修・研究

ラボでは教育活動とともに、スキルアップ講座の開催、および実践研究、教師研修など、日本語教師各々の成長に資する活動も行っています。昨秋から今夏までに開催したスキルアップ講座の情報、今までの研究実績等をご紹介いたします。また、随時行っている教師募集の要項もご覧いただけます。

● 日本語教師スキルアップ講座

日本語教師のさらなるスキルアップのための講座で、理論と実践の組み合わせで構成されます。まず理論を学び、次にそれをどのように教室活動に活かすかをワークショップ形式で考えます。現職の方だけでなく、かつて日本語教師でいまは一時的に現場を離れ、復帰を目指している方も大歓迎です。


日本語教育 中上級レベルの「会話」授業

-談話分析と発話意図を考える-
2020年7月17日(金)~9月18日(金)
毎週金曜日 全8回

○今回の講座では、中上級レベルの「会話」授業を取り上げます。会話授業というと初級レベルでのやりとりの練習やロールプレイが頭に浮かびます。しかし、やり方だけでは最終的な到達目標やそれに向かう中上級レベルでの会話練習はまったくイメージできません。中上級レベルで取り上げたい自由会話について、「理想的な会話」というようなものを定義することが難しいからです。 そのようなものを定義とは言わないまでもイメージできるようになるために、まず私たちの会話を客観的に分析する必要があります。さらにその分析のためには、私たちがなぜ、どのような意図で言葉を発したのかを明示してみることが重要となります。そのような私たちの自己分析、自己認識ができて初めて、指導方法を考えることができるようになるのです。今回の講座では、そんな、私たち自身の気づきを前提とした、教えることが難しい「自由会話」を取り上げ、それに向けて我々が何をどのように学ばなければならないかを考えます。

●開講時間: 17:30-20:20(80分×2)

●内容: 中上級レベルの日本語教授内容

①理論編(2回)
日本語教育中上級レベルにおける「会話」授業について考える。ポライトネスを意識した会話ができるようになることを目標とすると、談話分析・発話意図が基盤にある指導が必要となる。また、非言語、社会的背景などについて、学習者が意識できるようになるための指導方法について考える。 市販教材などを参考にしながら、会話の授業の種類、指導方法などを分析する。

②体験編(3回)
実際の「会話」授業を体験する。機能会話、ポライトネスを意識した会話を体験し、自らの会話を振り返る。また、参加者同士の会話をもとに、談話分析、発話意図等を考え、学習項目などを考える。

③実践編(2回)
中上級クラスの「会話」授業の展開を考える。模擬授業を行う。

④応用編(1回)
「会話」授業を利用した応用授業として、学習者同士のやり取りを意識した授業を考える。実際に体験し、その効果を検討する。


受講者募集中!!
受講料 33,000円(税込み)(学割:22,000円)
※大学生、大学院生の方は、学生割引の対象となります。

受講を希望される方は、
skillup_nihongo@labo-global.co.jp 
にご連絡ください。
パンフレットと申込書をお送りいたします。




今までの講座についてはこちらをご覧ください。

● 教師募集

教育実践とともに研究にも力を入れている学校です。私たちとともに日本語教育の発展を目指して進んでいく意欲を持った方を募集しています。現在、2020年4月、もしくは7月から当校で日本語教師としてお手伝いいただける方を募集しています。詳しくは以下をご覧ください。

● 教師研修

私たちは教育実践を研修ととらえ、より良い日本語教育を目指して常に努力しています。その一環として、年4回、学内教師研修会を企画、実施しています。その様子をご紹介いたします。

● 日本語教育学会等での研究発表

日本語教育学会等での主な研究発表を以下にご紹介いたします。

口頭発表

黒崎亜美ほか(2018)
「研究発表の授業における認知プロセスの外化 –上級のアクティブラーニングを考える–」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2017)
「『アクティブラーニング』の考え方を取り入れた授業実践の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2016)
「言語習得の側面から捉えた Information Transfer 授業の実践 –初中級におけるノート テイキング準備のカリキュラムの一提案–」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2015)
「アカデミックジャパニーズ習得を目指すノートテイキング授業の実践 -初級から上級にいたるまでのカリキュラムの一提案-」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
岩瀬理美ほか(2013)
「日本語学校終了後に生かせる口頭発表技術の評価項目の作成」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2012)
「上級におけるレジュメを用いた発表活動の授業の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2011)
「流暢さに注目した音読活動の提案」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
大手山藍衣子ほか(2010)
「中級レベルにおけるノートテイキングの授業」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美ほか(2009)
「マーケティング・ディベートの実践 -上級会話・アカデミック・ライティングへつなげる-」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
黒崎亜美(2008)
「上級におけるマンガを用いた算出能力を伸ばす授業の試み」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
牧原紀子ほか(2005)
「中級後半学習者のための会話授業 -聞き手の役割に注目した会話授業およびそのフィードバックの考察-」 実践研究フォーラム 日本語教育学会
丸山伊津紀ほか(2004)
「現職日本語教師対象『ピア・レスポンス体験研修』の検証」実践研究フォーラム 日本語教育学会
黒崎亜美ほか(2004)
「中級前期の作文指導 -『文作』から『書く』へ-」 実践研究フォーラム 日本語教育学会

ポスター発表

井上正子ほか(2012)
「初級における『サバイバルタスク』の実践報告」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会
中山康昭ほか(2008)
「非漢字圏学習者のための『エリンが挑戦!にほんごできます』を使った漢字授業の実践」 日本語学校教育研究大会 日本語教育振興協会

論文発表

黒崎亜美・松下達彦(2009)
「中上級日本語学習者による形容語彙の産出 -韓国語母語の学習者の場合-」 『日本語教育』141号、46-56
黒崎誠ほか(2003)
「上級日本語学習者に対するポジショニングマップを用いた語彙指導 -印象・感想を述べる手段としての形容詞-」 『日本語教育論集』19号、29-40